呼吸の状態を調べる検査「モストグラフ」を導入しました

当院では、気管支喘息の診断や治療効果の評価に役立つ呼吸機能検査機器「モストグラフ(MostGraph)」を新たに導入しました。

モストグラフとは?

モストグラフは、気管支などの空気の通りにくさ(呼吸抵抗)を調べる検査です。

通常の肺機能検査とは異なり、息を思い切り吸ったり吐いたりする必要がなく、普段どおりの呼吸をするだけで測定できます。

  • 痛みを伴わない検査です。
  • マウスピースをくわえ、鼻をクリップで押さえて、しばらく普通に呼吸します。
  • 短時間で測定でき、お子さんにも負担の少ない検査です。
  • 検査結果を数値やグラフで確認でき、治療前後の比較にも役立ちます。

当院では原則6歳以上のお子さんを対象に実施します。

どのようなときに役立つの?

主に、以下のような場合に検査を行います。

  • 気管支喘息が疑われるとき
  • 咳が長引いているとき
  • 喘息の治療がうまくいっているか確認したいとき
  • 気管支を広げるお薬の効果を確認したいとき

呼気NO検査との違いは?

当院では以前から、喘息の診療に「呼気NO検査」を活用しています。

呼気NO検査は、気道の炎症の程度を推測するための検査です。一方、モストグラフは、気道の空気の通りにくさを調べます。

「気道の炎症」と「空気の通りにくさ」という異なる視点から呼吸の状態を評価することで、よりきめ細かな喘息診療につなげます。

なお、モストグラフの結果だけで喘息と診断できるわけではありません。症状や診察所見、ほかの検査結果と合わせて総合的に判断します。

検査をご希望の方へ

検査は、診察の際に医師が必要性を判断して実施します。検査結果は医師からご説明し、印刷した結果もお渡しします。

喘息の治療中の方や、長引く咳などでお困りの方は、お気軽にアレルギー外来でご相談ください。